こんにちは、占い師詩織です。
正官の人の性格や、適職をみていきましょう!
物事を教えるのがとても上手な先生タイプです!
正官と一口にいっても、他の通変星や十二運に、命式内のどこに正官が出るかによって性格が異なります。
他の通変星と十二運を加味した上で、全体感を把握してその人の性格を診断しましょう!
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- その他 通変星の解説はこちら
比肩 | 食神 | 偏財 | 偏官 | 偏印 |
劫財 | 傷官 | 正財 | 正官 | 印綬 |
--> ※目次は、読みたいところから読んでくださいね!※
正官の性格とは?
正官の人は正統派の紳士的なタイプです。
品行方正、真面目な人。
政治に関する事柄への関心、経営者としての指導力、管理能力に優れています。
正々堂々とした紳士的な雰囲気を持っており、何をするにもスマートでかっこよく見えます。
管理者としての適性があり、決断力や抑制力があり、組織の有り様を決定する力量と、コントロールする力を持っています。
高い野心を持っていますが、目的を果たすやり方は正攻法で、悪いことやずるいことはできません。
状況判断が上手く、広い目で物事を見極めることができます。
客観的に判断できるので、非常時などにはとても頼りになる存在です。
大きな企業や組織で出世し、最終的にトップになるタイプは正官が良い動きをしている人が多いです。
論理的な弁論が得意で野心家でもありますが、理想を実現する為にどんな手を使ってでものし上がる!といった考えはありません。
誰もが納得して認められる方法を選択をします。
しかし権力にしばられたり、しがみついたりすることは少なく、引退をするときには、それらの権限を後進に譲るのも上手く、きれいに身を引くので揉め事は起きにくいです。
あくまで正統派なのが“正官”です。
正官と通変星で性格を診断
正官と他の通変星で性格や適職が変わります。
命式内の通変星の位置により、本人の本質的な性格、社会に見せる顔、配偶者の性格などを調べることができます。
まだ下記を見ていない人は詳しく記載しているので、チェックしてくださいね!
正官と比肩の性格
正官と比肩の人はとてもまじめな性格です。
何事に対しても常に真剣に取り組み、また結果を残すことができます。
向上心もあるので、基本を習得すると工夫をして独自に応用を作り出すことができます。
一を聞いて十を知るというタイプです。
とても正義感が強く、不正は絶対に許せません。
頭がよく切れて鋭く、決断力もあるのでリーダーとして人の上に立つ存在になります。
指導力もあるので、人を育てるのも上手くなります。
現状を分析する能力も高く、冷静に判断して問題点を洗い出します。
ただし、しばしば几帳面が少々過ぎることがあります。
適当にやる人は窮屈だと思われてしまうかも。
けれども、これは不正を許せない所からくるものなので、意味もなく神経質になっているのではありません。
正官と劫財の性格
正官と劫財の人は、実業家として大成する能力を持っているのですが、感情のコントロールが難しく、時には暴力的に変貌することがあります。
正官の正々堂々とした王道のやり方と、劫財の野望の実現には手段を選ばないやり方が激突するので、両面の性質が激しく入れ替わります。
周囲の人達にとっては、ちょっと気難しいと思われているかもしれません。
ただ、目的を果たそうとする気概はものすごいので、困難に立ち向かって最後には必ずやり遂げます。
安定した環境に身を置く事で、このタイプの良さが発揮されます。
そして心の平穏を保つためには、その時の流行を追うよりも、時代と関係なく長年愛されてきた伝統的な物事や堅実な行動を選択しましょう。
正官と食神の性格
正官と食神の人は、円やかで柔らかい物腰と風貌が魅力的で、趣味のことをやるのが大好きです。
そして自分の趣味をそのまま仕事にしてしまいます。
このタイプの人は、ありきたりの平凡な環境では物足りません。
趣味の世界や特殊な環境でこそ、この人の良さが現れます。
性格はとても穏やかで、優しげな言動が特徴的です。
このタイプの人は好きな事に没頭しているのが一番よく、自分の趣味の分野を突き詰めることで開運します。
その代わり激しい競争社会には向いていません。
また管理職などの立場について、他人を上からコントロールすることはとても苦手です。
あまり欲を出さない方が運気が良くなりますし、そもそも出世をしたがらないタイプです。
正官と傷官の性格
正官と傷官の人は、とても几帳面な性格です。
統率力もあるので、多くの人を率いてトップに立ちます。
とても純粋に人のことを信じる一途な人です。
この人についていく!と決めたら、自分が犠牲になっても相手に尽くしていくタイプです。
真面目すぎて潔癖症のようなところもあります。
時に理屈では考えられない決断や、組織の政治として、不遇な決定をされることもあります。
決してあなたを攻撃しようとしているわけではありません。
あなたを見ている人はちゃんといるので、不安定な感情を上手くコントロールしてじっくり機をうかがってくださいね!
本人の能力も非常に高いため、周りの人の能力に満足できない、なんて不満が出てきたら要注意。
周りの人がうまくできないからといって、自分で抱え込んでしまいがちです。
時間は掛かっても、人を育てて自分の技術を伝承することが開運のポイントです。
必ず自分に返ってきますので、意識して取り組んでくださいね!
正官と偏財の性格
正官と偏財の人は、品行方正な性格で、周りの人が気が付かない細かいところに良く気が付く几帳面な人です。
一度、これだと覚悟を決めてしまえば、その趣味や職業などに一心不乱でのめり込みます。
才能に溢れており、人々の先頭に立って物事を進めるリーダーシップがあります。
特に予想外の事態においてその才能を発揮します。
華やかな雰囲気でマルチな才能で活躍し、その趣味の世界でトップランナーとして人々を先導するタイプの人です。
ただ興味の対象が幅広くなるので、色々な世界に次々と自分の身を置く好奇心が強い人です。
このタイプの人は多彩な趣味を持ち、様々な技能を身に着けて、何でもそつなくこなしてしまいます。
「ある程度できるな」ということがわかると飽き性な部分がひょっこり顔を出してしまい、職業が安定しない事があるので要注意。
ちょっと融通が利かない所もあるので、まずは相手の考えをジックリ理解することを意識してくださいね!
正官と正財の性格
正官と正財の人は、才能を発揮して人々の上に立つ存在となります。
決して冷たくて近寄りがたいといった存在ではなく、むしろ大衆的で親しみやすい雰囲気を持つので周囲からの人気が高くなります。
実力があるので、自分の力で若くして組織のトップにまで上り詰めることができる人に多い星並びです。
ある程度の野心はありますが、自分の理想を実現するためには他人を押しのけてでもやる、とか、どんな手を使ってでも野望を成し遂げる、といった事はできません。
あくまでも正々堂々と真っ向から勝負をします。
そのため人々からの信頼も高く、周囲から認められて成功を積み重ねていくタイプです。
元々の運勢もかなり強いのですが、早い時期に苦労を経験することで人々の気持ちを推し量る事ができる真のトップとなり得ます。
正官と偏官の性格
正官と偏官の人は、第一印象は柔らかくて穏やかな人です。
良心的で正直そうな見た目とは異なり、心の内には相当大きな野望を抱えています。
その目的を果たすためには強引な手段をとる事もしばしばみられ、時には非情とも言える方法で野望を成就させます。
このタイプの人は野心家であるだけの才能と実行力を持っており、けして希望を口にするだけで終わるという事はありません。
一度決めたら必ず目的を遂行します。
その周りを巻き込んで目的を達成する強い力は、組織や集団との利害が一致すれば心強い存在となって大きく成長をさせることもあるでしょう。
上手に交渉事を進めて、やり手と呼ばれるようになります。
反対に自分が気に食わない事に対しては排除しようとする一面も。
気に食わないことこそ、あなたの学びを深めるチャンスです!
ぜひなぜ嫌なのかをじっくり深堀してみてくださいね。
新しい発見こそ運気アップのヒケツです。
正官と正官の性格
正官と正官の人は決断力が強く論理的なタイプです。
物事が決まらない時には中心となって結論を出します。
その結論も、正々堂々とした誰もが認めるタイプなので周囲から一目置かれるタイプになります。
他人の意見を優先して自分を抑えるという事はなく、むしろ大きな野望を持っており、その目的を果たすためには時には強引な手段をとる事もあります。
正官の几帳面さが強調されるので、キッチリしすぎる、堅苦しい、一緒にいると息が詰まるといった評価を受けてしまうことも。
元々、運気が強い事もあり、一旦、計画などが波に乗ってしまうと、そのまま調子よく進行することも。
自分の技能や実力だと勘違いして調子に乗ってしまうと運気ダウンしてしまいます。
周りの人が助けてくれるから、いまの自分があるといつも年頭において行動していきましょう!
正官と偏印の性格
正官と偏印の人は、オリジナリティあふれる技術と才能を持っており、自分らしい工夫や発想を使って勝負に出る事が出来る人です。
確固たる信念と自分の技術に対する自信に溢れているので、他人のやり方を受け入れる事は、このタイプの人にとっては苦痛になります。
その為、頭が固いとか頑固だといった評価を受けてしまう事も。
平凡な世界では活躍できないので、自分らしさを発揮できる業界や環境で生きるようにすると、ストレスを溜めることなく活躍でき運気も上がります。
ただし、正官の几帳面さが影響し、技能を磨くのにもキッチリとやりすぎて他の偏印を持つ人に比べて時間がかかりすぎる事も。
早く上達しないからと言って焦らずに自分のペースで進む事が運気アップのヒケツです!
正官と印綬の性格
正官と印綬の人は創造力も想像力も大いにあるので、自分の目標とする未来を容易に設定できます。
その道筋に沿って突き進むので、夢を実現する確率は高くなります。
何にでも興味を持って、やりたい事は片っ端から手を着けます。
そうして得られた技能や知識はこの人の糧となり、人間的にも大きく成長します。
知性に溢れており、自分に自信があるので堂々として立派で華やかな宝石の様な雰囲気になります。
努力をすれば必ず欲しいものは手に入るし、野望を達成する事ができるので、ついつい自信に溢れすぎてしまうことも。
自分が出来る事は誰でも出来るわけではありません。
あなたができてしまうのは、努力を努力だと厭わないタイプだからです。
みんなが頑張れる人ではないことを知ることこそが、運気アップのヒケツです!
正官の適職
通変星の並びによって、適職が異なります。
下記を見ていない方は、まずこちらをご覧ください!
正官の適職は、民間企業でサラリーマンとして勤めながら出世街道を邁進するのも良いしですし、公務員も向いています。
管理能力と人材育成能力が優れているので前線に立って働くよりも内部で統括する役割が向いています。
政治家も向いており、清廉潔白な代議士として多くの支持者を得る事ができます。
自分のやり方にプライドを持っており、疑う事の無い自信で決断し、正しい行いをするためには自分を抑える事も出来ます。
筋道を立てて手順を踏み、状況を大局的・現実的に見極めます。
トラブル対策も的確な指示で丸く収めます。
正官を持つ人の仕事に対する考え方は、規則を守る・約束は破らない・汚職は許さない、といったものになります。
周囲からの人気は高く人材管理能力にも長けています。
出世欲という野心も持っています。
後進への指導も上手く、上手に仕事を振り分ける事ができます。
正官と比肩の適職
正官と比肩の適職は、サラリーマンなら総合職、公務員も向いていますが、その場合も技能職よりも総合職の方がより向いています。
とにかく頭の回転が速く、切れ者です。
素早い決断で周囲の意見をまとめてしまいます。
したがって、組織や部門のリーダーとなる宿命を持っているとも言えます。
運勢はかなり強い方なので何をやってもどんな部門でも対応できますが、高い知能レベルを要求される業務がより良いでしょう。
とても真面目な性格です。
何に対しても真剣に取り組み、それは仕事に対しても同じです。
向上心は高く、1つ仕事を覚えると、それを応用して様々な方面で対応できるようにするといった工夫をする知力があります。
正官と劫財の適職
正官と劫財を持つ人は、感情豊かな面を持っており、情に流されたり感情に揺さぶられたりすることもあるので、それを上手くコントロールできれば実業家や組織のトップとしても活躍できるタイプです。
正官の傾向が正規のやり方を好むなら劫財は少々非合法な手段を使っても構わないと考えるタイプなので両極端の傾向をあわせ持っている状態になります。
そのため、どちらの面がより強調されるかによって大きく変化します。
ただし、目的に向かって突き進みやり遂げるという意思の強さは共通しているので、流行り物や変動の激しい業種よりも堅実な職業が向いています。
政治家は適職です。
野心を持って地位を確実に上げていき強い決断力で人々の先導に立ちます。
その他では営業マン・各種ブローカー及び事業家は適職です。
正官と食神の適職
正官と食神を持つ人は、正統派のやり方で趣味のジャンルを職業にします。
このタイプは少々変わった業種や職業が向いています。
穏やかでフンワリとした暖かい雰囲気で周囲から愛されるので、そのイメージを生かしたレストランやスイーツショップ・食品販売店などを経営するのも向いています。
生まれつき運が強いタイプなのでトントン拍子で事業を大きく成長させることもあるでしょう。
企業勤めなら趣味を活かした専門職の部門、公務員なら暮らしや家庭に関係する部門でより活躍できます。
好きな事を楽しみながら稼ぐのが向いていて、無理に出世をしようと欲を出さない方が良いでしょう。
民間企業でも公務員でも、いつの間にか出世している、といった事もあります。
正官と傷官の適職
正官と傷官の適職は、技術と才能に溢れるタイプなので、民間企業でサラリーマンとして働く場合でも専門職が良く、その部門の管理職として活躍できます。
才能に対するプライドがあるので、時に周囲と衝突しかねない状況になる事も。
公務員にも向いていますが、やはり専門職・技術職が適職です。
危険物取扱者・毒物劇物取扱者などの資格を持ち、それらの管理責任者に従事するのは真面目なこのタイプの人の適職です。
薬剤師・爆破技師・石油類を扱う業務・気象予報士・水道局等での水質管理など、絶対に失敗は許されない業務に就くと信頼を得て大成する事もあるでしょう。
几帳面で真面目で曲がったことは許せません。
統率力もあり一廉の人物になれる素質があります。
正官と偏財の適職
正官と偏財の適職は、多趣味な人なので、それらを生かす資格を取得し、職業に繋げるのが良いでしょう。
公務員なら小学校教諭など色々な技能を発揮する必要がある業種、民間企業なら広報・企画といった芸術的なセンスと人当たりの良さが生きる部門が適職です。
真面目で融通が利かないと思われがちですが、付き合ってみると好奇心旺盛で魅力的な人物であるとわかるのがこのタイプです。
何でもやってみようという気持ちで挑むので博学である事が多いです。
運は強い方なので何でもできてしまう分、職業が安定しない傾向があります。
色々な職業を経験していく中で何か一つのめり込める仕事ができれば、それに集中して技能を磨くようになります。
機転が利き突発的な危機にも対応できる聡明さがあるので組織のリーダーとして活躍します。
正官と正財の適職
正官と正財の適職は、サラリーマン・地方議員・経営コンサルタント等のコンサルタント業などが適職です。
どの業務でも組織の長になる可能性が高いです。
運が良く周囲からの人望も厚い人です。
どんな職業でも大いに活躍できます。
民間企業なら大いに出世し若くしてトップに上り詰める事もあるでしょう。
ただし正統派なタイプなので人を押しのけたり非合法な手を使ったりしてまで、のし上がろうとはしません。
どちらかと言えば自分の力ではなく周囲から推される形での出世をします。
着実な働き方ができる人です。
若い時に仕事で苦労をしても、実績を積む事でイザ人の上に立つ立場になった時に部下の気持ちがわかる経営者として大いに慕われるようになります。
公務員でも民間業でも大衆向けの業務がより向いています。
正官と偏官の適職
正官と偏官の適職は、警察官・政治家は適職です。
その他の官庁勤めにも向いています。
その場合は野望を持っていても正統派なやり方を優先するようになります。
大会社の秘書・会社員といった民間企業勤めも適職といえます。
野望の為にはあらゆる手を尽くし、トップまで昇進して取締役や理事長といった役職につく可能性も大いにあります。
率先して仕事にあたり自ら動いて会社や地域に貢献するタイプと言えます。
表面的には穏やかでソフトな印象を与える人なのですが、大いなる野心を内に秘めている人です。
このタイプの人は野心を持って仕事に挑みます。
目的を果たすためには一生懸命になって頑張ります。
その努力は並外れた物になります。
そして、それをやり遂げるだけの実力を持っています。
正官と正官の適職
正官と正官の適職は、政治家や組織の長といった人の上に立つ仕事が適職です。
民間でも公務員でも才能を発揮して仕事に取り組みます。
人材派遣業なども適職といえます。
どんな仕事でもやり手として群を抜いた成績を上げるようになりますが、知的な作業・対外的な交渉事を行う部門がより向いています。
実行力があり強い決断力で率先して仕事の最前線に赴きます。
かなりの野心家でもあるので成功を納めるためには無理をしてしまうこともあります。
しっかり者で周りの人にも自分と同じ几帳面さを期待します。
生まれつき運もよく、よく働くので一度仕事が波に乗れば順調に進行していくため、油断する事もあります。
そこだけ気を付ければかなりの出世が期待できます。
正官と偏印の適職
正官と偏印の適職は、語学が趣味なら外交官・貿易関係の業務などです。
芸術が趣味ならデザイナー・建築家・漫画家といった適職といえるでしょう。
芸術性の高さとリーダーシップを発揮する事から広告代理店で企画を行ったり、企業の広報業務に携わったりするのも向いています。
この人は芸術的センスが溢れており発想力が優れているタイプですから、それを生かした業種が向いています。
正統派のやり方、自分らしさを生かしたやり方を追求します。
この人独自の武器とも言える才能や実現したい夢を持っていますが、それを実現するためには少々遠回りをする事もあるかもしれません。
胡麻化したり、いい加減な仕事をしたりする事はできないからです。
正官と印綬の適職
正官と印綬の適職は、舞台の演出家・外科医・研究者として実力を発揮します。
音楽プロデューサーとしても活躍します。
運動が得意な場合はプロスポーツプレイヤーとして活躍する事もあります。
芸術的センスと行動的な仕事のやり方が合わさったような職業に就きます。
この組み合わせは自信に溢れており物事を前向きに捉えるタイプになります。
想像力も豊かで芸術的なセンスを持ち繊細な人です。
学ぶ事に貪欲で色々な物を吸収しようとします。
広い世界感を持ち人間性も豊かになります。
知性に溢れており、かなり頭が良い切れ者です。
学術的な事は得意です。
研究者としても優秀です。
正々堂々とした態度で実直に取り組むので少々時間がかかりすぎる事もありますが、確実に成果を出します。
正官と日柱天干で性格を鑑定
ご自身の日柱天干と正官の組み合わせで、性格を鑑定しましょう。
日干甲の正官の性格
日干甲の正官の性格についてご紹介します。
日干が甲で蔵干に辛があるとき地支通変は正官になります。
甲は五行が木で陰陽は陽、辛は五行が金で陰陽は陰になるので甲らしい性質は内に秘めた状態になります。
甲は伸び伸びとした大樹で、積極性があり天真爛漫、少々早とちりな所がありますが、辛は宝石などに例えられ、厳しい状況に置かれるほど磨かれるようになり、完璧主義者、神経質、感受性が強いといったタイプです。
この組み合わせでは、秘めた美しさや素直な優しさを持ちながらも成長力のあるタイプになります。
また正官は愛情深く、真面目で、何よりも天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダーとなりえます。
自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると、日干甲の正官は、控えめな美しさや優しさを持ち、真面目で強い信念を持つタイプで、向上心を持って皆を引っ張り、地味ながらも組織のリーダーとして大いに活躍するタイプです。
実直で真面目で必要以上に自分を出そうとはしませんから周囲の人間から大いに信頼されます。
日干乙の正官の性格
日干乙の正官の性格についてご紹介します。
日干が乙で蔵干に庚があるとき地支通変は正官になります。
乙は五行が木で陰陽は陰、庚は五行が金で陰陽は陽になるので乙らしい性質は内に秘めた状態になります。
乙は草本植物で、伸び伸びと成長し他の樹木や建物などに絡みつき、その助けを借りて更に勢力を伸ばします。
しかし、庚は斧や刀剣に例えられるので草を刈り取ってしまいます。
また乙と庚は干合し、乙は辛に変化するので全体が金に傾き攻撃性が強くなります。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干乙の正官は、向上心を持って皆を引っ張り、地味ながらも組織のリーダーとして大いに活躍するタイプですが、少々攻撃性も強くなり、自分らしさを素直に出せないジレンマで悩む事も多くなります。
日干丙の正官の性格
日干丙の正官の性格についてご紹介します。
日干が丙で蔵干に癸があるとき地支通変は正官になります。
丙は五行が火で陰陽は陽、癸は五行が水で陰陽は陰になるので丙らしい性質は内に秘めた状態になります。
丙は太陽を象徴し、大地を照らします。
明るく活発で、感情的な部分は有りますが華やかなタイプです。
癸は雨や露を表し、状況に合わせて形を変える順応性、暖かい包容力、そして潔癖さを併せ持っています。
ただし命式全体で火が強くなると感情的な部分と理性的な部分との切り替えが上手くできず、悩む事になります。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干丙の正官は、包容力があり暖かい人間性があり、周囲と衝突する事なく物事を上手に進めて行くタイプです。
集団では目立ちにくいタイプなので、すこし地味にみえても、仲良くなるととても活動的な面があることを知ります。
向上心を持って皆を引っ張っていく、頼りがいあるリーダータイプです。
日干丁の正官の性格
日干丁の正官の性格についてご紹介します。
日干が丁で蔵干に壬があるとき地支通変は正官になります。
丁は五行が火で陰陽は陰、壬は五行が水で陰陽は陽になるので丁らしい性質は内に秘めた状態になります。
丁は月や焚火、灯明を表します。
明るく周囲を照らしますが丙の太陽のような力はありません。
その代り、丁は場所によって明るさを変えたり、色を自在に変えたり、柔軟さを持ち合わせています。
感受性が豊かで鋭い感性を持ち手先も器用なのでクリエイターの素質があります。
壬は大河や海を表し、大らかで穏やかな様子で、慌ただしく動いたりすることはなく、悠然と構えています。
人の心を読む能力に長けており、聡明です。
自由人であり流されやすいという特徴もあります。
また丁と壬は干合し、丁は乙、壬は甲に変化します。
木の気配が強くなるので防衛本能が強くなります。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干丁の正官は、目立たぬように子や部下などの成長を温かく見守り、組織の人材育成に努める事で信頼を得ていき、やがて組織の長ともなり得る控え目なリーダータイプです。
日干戊の正官の性格
日干戊の正官の性格についてご紹介します。
日干が戊で蔵干に乙があるとき地支通変は正官になります。
戊は五行が土で陰陽は陽、乙は五行が木で陰陽は陰になるので戊らしい性質は内に秘めた状態になります。
戊は山、堤防などをあらわします。
経済感覚に優れており世話好きで、周囲から頼られる大らかな性格の持ち主で夢や希望に溢れています。
行動の原動力は他人の為に働く事です。
一番の美点は包容力と安定感です。「一緒にいると落ち着く」なんて言われたことはありませんか?
弱点としては、腰が重い人が多く、行動力があるタイプではありません。
また、内面には反骨精神を秘めており、気性が荒く突然怒りだす危うさがあります。
乙は草本植物に例えられ、困難を受け流しやり過ごす芯の強さを持っています。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干戊の正官は、ことさら自分を押し出す事は無くても、部下や目下の人間を密かに見守りながら育成するようなタイプになります。
日干己の正官の性格
日干己の正官の性格についてご紹介します。
日干が己で蔵干に甲があるとき地支通変は正官になります。
己は五行が土で陰陽は陰、甲は五行が木で陰陽は陽になるので己らしい性質は内に秘めた状態になります。
また己は甲と干合し、甲は戊に変化するので土の性質が強くなります。
己は大地・畑などを表します。
己は柔和で人材育成も得意ですが、感情には二面性があり、大人しそうな面と暴力的でヒステリックな面を持ち、時には優柔不断にもなります。
学ぶことも教える事も大好きです。
甲は大樹に例えられ、伸び伸びとした性格で、正義感が強いタイプです。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干己の正官は、目立たぬように子や部下などの成長を温かく見守り、組織の人材育成に努める事で信頼を得、上手くまとめようと努力する傾向があります。
ストレスが溜まったり内に秘めた正義感が抑えきれなくなったりすると、爆発する事もあります。
日干庚の正官の性格
日干庚の正官の性格についてご紹介します。
日干が庚で蔵干に丁があるとき地支通変は正官になります。
庚は五行が金で陰陽は陽、丁は五行が火で陰陽は陰になるので庚らしい性質は内に秘めた状態になります。
庚は刃物、鉱石などを表しています。
庚は強い意志と行動力と正義感が特徴です。
意志が強い分、頑固でもあります。
また順応性も持っています。
丁は焚火や灯明に例えられ、太陽のような強烈な熱はありませんが、感受性が豊かです。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干庚の正官は、ことさら自分を押し出す事は無くても、部下や目下の人間を密かに見守りながら育成するようなタイプになります。
また、口には出さなくても内心では悪い事を許せずに怒りを溜め込んでいます。
日干辛の正官の性格
日干辛の正官の性格についてご紹介します。
日干が辛で蔵干に丙があるとき地支通変は正官になります。
辛は五行が金で陰陽は陰、丙は五行が火で陰陽は陽になるので辛らしい性質は内に秘めた状態になります。
また辛は丙と干合し、辛は癸に丙は壬に変化するので水の性質が強くなります。
好奇心が強く、様々な物を習得したいと言う欲求が強くなります。
辛は宝飾品や小型の刃物などを表します。
短気でストレスを溜めがち、完璧主義者、感受性が強い、と言った特徴があります。
丙は太陽に例えられ、活発で華やかですが少々短気な面もあります。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干辛の正官は、短気でストレスが溜まりがちなのですが、表向きはそのような素振りは見せません。
完璧主義者で感受性が強く、真面目で知的好奇心に溢れています。
向上心がありリーダーとして活躍しますが、理想と現実が乖離しすぎると内面の繊細な部分が表れてくることもあります。
日干壬の正官の性格
日干壬の正官の性格についてご紹介します。
日干が壬で蔵干に己があるとき地支通変は正官になります。
壬は五行が水で陰陽は陽、己は五行が土で陰陽は陰になるので壬らしい性質は内に秘めた状態になります壬は海や大河を表します。
人の心を読む能力に長けており、聡明な知恵者で知的好奇心が旺盛です。
ただし流されやすい面も持っています。
己は大地・畑などを表します。
人材育成が得意で自分も周りの環境に影響を受けて学習するので良い環境にいれば教養が高くなります。
感情には二面性があり大人しそうな面とヒステリックな面を持ちます。
感情を抑えなければいけないと認めつつストレスが限界に達すると感情を爆発させる時もありますが、基本的には家庭的な雰囲気を好みます。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干壬の正官は、知的好奇心が旺盛で知識も旺盛ですが、それをひけらかす事なく上手に利用して人材育成を行うのが得意です。
理想や理念を大事にしつつ、も、穏やかで知的で物静かなリーダーとして慕われます。
日干癸の正官の性格
日干癸の正官の性格についてご紹介します。
日干が癸で蔵干に戊があるとき地支通変は正官になります。
癸は五行が水で陰陽は陰、戊は五行が土で陰陽は陽になるので癸らしい性質は内に秘めた状態になります。
また癸と戊は干合しており、癸は丁に、戊は丙になるので火の性質が強くなり伝達能力が高くなります。
そして癸は雨や霧を表しています。
状況に合わせて形を変える順応性、暖かい包容力、そして潔癖さを併せ持っています。
また知性を内面に秘めています。
戊は包容力と安定感がありますが行動的ではありません。
また、内面には反骨精神を秘めており、気性が荒く突然怒りだす危うさがあります。
また正官は官星(偏官・正官)の通変星で、その性質は愛情深く真面目で天性の運の強さを武器に勝負に出る事ができるので向上心を持って出世できるリーダータイプです。
そして自分の理念や理想を大事にするといった面も持っています。
総合すると日干癸の正官は、状況判断が上手く知力も優れているのですが表向きはそのような素振りは見せません。
周囲と情報を共有するのも上手いので、物事が円滑に進むようになります。
そして真面目で向上心もあるのでリーダーとして活躍しますが、潔癖な面を内に抱えているので、周囲の状況が目に余る様になると激高する可能性も秘めています。
正官と他の通変星の相性
正官を持つ人の相性をご紹介します。
正官の人は、正々堂々とした紳士的な雰囲気を持っておりプライドが高いです。
決断力や抑制力があり、かなりの野心も持っていますが、目的を果たすやり方は正攻法で悪いことやずるいことはできませんし、他人にもそれを許しません。
状況判断が上手く広い目で物事を見極めることができます。
客観的に判断できる冷静な物の見方ができます。
偏官とは陰と陽の関係になり表裏一体の性格なので互いの違いを認める事で良い相性になります。
偏財や正財とは応援される形での付き合い方になり相性が良く、反対に偏印や印綬は正官が応援する形になり良い関係になります。
食神や傷官からは圧倒され攻撃される関係となり相性は悪くなります。
比肩と劫財に対しては正官が攻撃してやり込める関係になり相性は良くありません。
正官と比肩の相性
正官と比肩の相性は、正官の人が比肩の人を圧倒する形になり相性はあまり良くありません。
お互いが強運同士の組み合わせで比肩と正官のコンビは向かう所敵無しになりますが、比肩がまず自分を優先するのに対して正官は周囲の人も自分のやり方に巻き込んで正官のやり方に従わせるという点が異なります。
正官の人は比肩の人も自分のやり方に合わせようとしますが自分第一の比肩にはそれが我慢なりません。
正官の人は比肩の人にとっても知的で会話も上手なので魅力的なのですが、言う事を聞かせようとするので不満を募らせるようになります。
正官の人の言う事もやり方も正しくて非の打ちどころが無いので比肩の人の付け入る隙もありません。
恋愛関係では上下関係を争い、組織ではリーダーの座を争うので気苦労が絶えませんから距離を置いた関係が良さそうです。
正官と劫財の相性
正官と劫財の相性は、あまり良くありません。
野望を達成するためには手段を厭わない劫財と真面目で正統派な正官では、正官の持つ生真面目さが劫財を圧倒してしまいます。
劫財の人にとっては正官の人は色々とやりにくい相手です。
ただ、そんな関係であっても正官の人にとっては劫財がなんとなく可愛く見えてしまうので、色々と不信感を抱えつつも何となくダラダラと付き合うような関係になります。
劫財の人にとっては笑顔で不正を指摘してくる正官の人は苦手なタイプなのですが、何となくこの人の言う事は聞かないといけない、といった気分になってしまうので、圧倒されつつも細々と関係が続いていくでしょう。
婚姻関係でも友人関係でも正官は劫財のストッパーとして機能するのだと意識すると良い関係が続きます。
正官と食神の相性
正官と食神の相性は、食神が正官の人を食ってしまうので相性が良くありません。
経過はともかく終わり良ければ全て良しという余裕で物事に接する食神の人に対し、何事も正しいやり方で進めたい潔癖気味な正官の人の組み合わせでは正官の人が食神のマイペースさにイライラさせられっぱなしになります。
正官の人は食神の人に調子を狂わされてしまい本領が発揮できません。
また浮気症の傾向がある食神の人に対して、心変わりなど不潔で許せない正官の人では、交際をしていても正官の人が食神の人の心変わりにハラハラさせられて心が休まる日はありません。
これは他の対人関係でも同様です。
友達同士で上手く行っていたのに、ちょっとしたことがきっかけで正官の人が食神の人を不潔で不誠実な人間として拒否するようになってしまいトラブルに発展する可能性が高くなります。
正官と傷官の相性
正官と傷官の相性は、あまり良いとは言えません。
プライドが高く自分よりも才能や技術で劣る人間は下に見る傷官の人と、自分の事は二の次で他人の平穏な生活を守る事を優先させようとする正官では、ある程度の距離を保った他人なら上手く行く関係です。
恋人同士や婚姻関係になったり一緒に働く同僚になったりすると意見が合わずに衝突する機会が増えます。
傷官の人は自分の目的、つまり技術力や才能の向上が望めるのであれば多少道を踏み外しても構わないという倫理観を持っていますが、正官の人は何があっても正道を進もうとします。
夫婦関係でも同様で、お互いにありのままでは婚姻期間はそう長いものにはならないでしょう。
傷官側が正官を圧倒する形になるので、傷官の人が少し手を緩める必要があります。
正官と偏財の相性
正官と偏財の相性は、偏財が正官の正統派な部分に惚れ込み応援する形になるので相性は良いです。
大衆的で遊び好きなタイプの偏財にとって、正官の人が持つ権威溢れる雰囲気は魅力的に映ります。
正官は正々堂々とした振る舞いを好みますから、恋愛関係もキチンと手順を踏まないと安心できません。
遊び好きな面が目立つ偏財は初対面の時には正官にとって未知との遭遇とでも言うべき存在に見えます。
しかし、しばらくすると偏財のお金に対する堅実さが見えてくるので次第に好感を抱くようになります。
偏財が正官をリードし、何くれとなく世話をし、正官の人も次第に心を開くという形で長続きする良い関係になります。
偏財の機転次第で相性が良くなる可能性を秘めた組み合わせです。
正官と正財の相性
正官と正財の相性は、正財が正官を応援する形になるので良い相性です。
生真面目で曲がったことが嫌いで純粋な正官の人と、正々堂々としたやり方を好み控えめな魅力に溢れる正財の正しいやり方が共感を呼び、ベストカップルになります。
正官が男性で正財が女性ならば最高です。
正官は理想の夫を表し、正財は理想の妻を表しているので理想的な夫婦という組み合わせになります。
あえて問題点をあげるとすれば正官は純粋なので若い頃には他人に騙される事が多く、他人に対して心を開きにくくなっている事、正財の人がしまり屋すぎると家計の面でトラブルになる可能性がある事です。
いずれも大した問題にはなりません。
正官も正財も、どちらも生まれつき良い運気を持っているからです。
正官と偏官の相性
正官と偏官の相性は、両者が陰と陽の関係になりますからお互いの志向性の違いを認める事で良い相性になります。
親分肌で義侠心に溢れる偏官と、正々堂々とした正道を選ぶ正官とは正義感があるという点で結びつきが強くなります。
正官は正道を選び、その道を真っすぐ進みますが、偏官の人は正義を貫くために非合法な手段を取る事も止むを得ないという考えを持っているので正官と衝突する事も予想されます
。
正官と偏官の人は互いの倫理観の相違について良く話し合い、我慢の限界のラインを確認しておく必要があるでしょう。
表裏一体の関係である事を認識すると、妥協点が見つかり良い関係を保つ事ができます。
お互いの良い面を生かし、役割分担をするのも良いでしょう。
正官と正官の相性
正官と正官の相性は、状況によって良い時と悪い時があります。
正道を歩む正々堂々とした二人の関係は恋愛でも友達でも後ろ暗い所など微塵もありません。
社会や周囲に気を配り、悪目立ちしないよう、かといって人の下につく事は無いよう上手に立ち回ります。
これがお互いを思いやる関係になれば最高に相性が良くなるのですが、お互いに主導権争いを水面下で繰り広げるようになると一家に主が二人いるような状態になりますから、表向きは良い関係に見えても最悪な相性になっています。
正官同士の組み合わせが上手く行くためには、お互いのテリトリーをある程度決めて置き、その領域には立ち入らないようにすることです。
各々が自分の領域の主になる事で、トップ同士の対等な関係になります。
正官と偏印の相性
正官と偏印の相性は、偏印の奔放さや浮気症な所が正官の倫理観に合わないので正官が偏印を常に気にかけている状態になります。
両者は相性が悪い訳ではなく、偏印の人は自分の楽な生き方をしているだけなのですが、正官の人にとっては誤った道を選んでいるように見えるので小言が多くなってしまいます。
ただし正官の人にとって偏印の人にはどこか可愛げを感じる部分もあるので、付き合いに疲れてしまっていても、ついつい口を出してしまいます。
一緒に家庭を築く、プロジェクトを成功させるといった関係ではやがて破綻する可能性も出てきますが、立場など関係なく付き合える気楽な友達としてなら偏印の都会的で陽気な所が正官の人の癒しとなるでしょう。
程々の距離感を保てば、実はそんなに相性が悪い関係でもありません。
正官と印綬の相性
正官と印綬の相性は、正官が印綬を応援する形になり相性は良いものになります。
印綬の人の繊細で潔癖なメンタルと正官の人の正道を突き進む潔癖さがリンクし、価値観の合う関係になります。
また印綬の感受性豊かな部分は正官には無いものなので、その点も魅力的に映ります。
印綬の人はただ繊細なだけではなく開拓精神にも溢れているので、次々とアイデアが泉の様に湧き出る様に、正官の人は魅力を感じ、それを実現させようと尽力するようになります。
印綬の人にとって正官は自分の考えを実現してくれる貴重な存在になります。
業務上のパートナー、友人関係、婚姻関係のいずれでも互いに相手を飽きさせない関係が続くので、末永く良い関係を保てる可能性が高くなります。
正官と十二運で性格を判断する
命式内の正官と十二運が、どこの柱に出ているかで性格が異なります。
下記記事を読んでいない方は、詳しく記載しているのでチェックしてくださいね!
正官と胎の性格
正官と胎の人は、心が広く柔軟な考え方を持っているタイプです。
自らの思考を尊重してもらいたいという欲求はありますが、たとえそれが踏みにじられたとしても、約束は必ず守ります。
ただ少し優柔不断なところがタマに傷です。
決断力が強い人と一緒にいることで運気がアップしますよ!
正官と養の性格
正官と養の人は、ゆったりと余裕のあるのんびりとした人です。
大きな仕事を好むのですが、やり遂げる実力がある人です。
約束は必ず守る誠実なタイプ。
そして他人が心地よいと思える空間を作り出そうと努力する人です。
慎重に物事を進めるタイプなので、優柔不断で決断が苦手なのがタマにきずです。
また社会的に認められたものでないと信用しない傾向が表れるのも、身長に物事をすすめるから。
時には自分の直感や、自分の理屈で物事を選択するのも良いかもしれませんよ!
正官と長生の性格
正官と長生の人は、ゆったりとした雰囲気になります。
考えは慎重に行動に移し、言動は極めて真面目です。
問題解決能力がずば抜けて高く、管理職として会社や組織を動かす事に長けています。
リスク管理意識が強く、自分の手の内を見せない所もありますので、調子よく近づいてくる人間を警戒します。
正官と長生の人と仲良くなりたいなら、しっかり信頼を勝ち得ることが何より重要です。
ご本人が正官と長生を持つ人ならば、警戒心も時には大切ですが考えすぎは厳禁。
自分の本音をさらけ出すことで、他人との距離もぐっと縮まりますよ!
正官と沐浴の性格
正官と沐浴の人は、正義感が強く真面目で約束を破る事はしません。
ゆったりとしたおおらかな性格です。
人に細かな気配りをして、人を動かすことが上手な人なので、周りを巻き込んで企画を進めるのが得意です。
理屈に合わない事や、なかなか結果が出ない事が苦手な一面があります。
生きていると理屈に合わないことをせざる得ないときもあります。
肩の力を抜いて、しかたないよなーなんて軽い気持ちを持つことも大切ですよ!
正官と冠帯の性格
正官と冠帯の人は、懐の大きいスケールも大きい人になります。
気位は高いのですが、冠帯の器の大きい性質から、おっとりとして見えます。
いい加減な事を嫌います。
協調性は高く、楽しい気持ちで取り組めることが最も重要と考えるタイプなので、組織にこの人が一人いると重宝されるでしょう。
人と仲良くやっていくことが運気アップのヒケツです!
正官と建禄の性格
正官と建禄の人は、品行方正で、どっしりと構え物怖じしないタイプになります。
いい加減な事はしません。
人に一目置かれるタイプです。
それはとてもバランス力が優れた人だからこそ。
周りが自分のことをどう思っているか考える能力に秀いているため、周囲の人の期待に背くことはありません。
突飛な事もせず、指導力、統率力に優れています。
正官と帝旺の性格
正官と帝旺の人は、おっとりとして上品でな人です。
とても正義感が強く、他人を貶めたりいい加減な事は許せないので、見聞きしたら烈火のごとく怒ります。
人を評価するような立場や、組織を正しい方向に導く才能をもっています。
必ず約束は守るし、守らせるためにどうすればよいか考え行動することができます。
正官と衰の性格
正官と衰の人は、慎重な行動を取りつつも、頼りがいのある親分タイプです。
独立心が非常に旺盛で、フリーランスや小規模の事業を手掛けている人に良く見る星回りです。
根本的には人が好きな気持ちが強く、裏切りったり約束を破ったりする事を極端に嫌います。
ただ面倒見があまり良いタイプではありません。
目下の人や周囲の人の面倒をみてあげることが、運気アップのヒケツです!
正官と病の性格
正官と病の人は、広い心をもち、ゆったりと構え、負の感情をあらわにすることは滅多にありません。
ただ繊細な一面があるので、外面ではニコニコしていても、心の中は不安でいっぱいになっている時もあります。
時には嫌なことを言葉に出したり、不安な人を頼ってみましょう。
あなたの力になってくれる人が必ずいるはずですよ!
正官と死の性格
正官と死の人は、ゆったりとした様で冷静沈着です。
小さく収まるタイプではなく、行動の規模が大きくなり、大きなことを達成できる実力が備わっている人です。
博打的なやり方ではなく、勤勉でじっくりコツコツと物事を成し遂げますので周囲からの信頼性はとても高いです。
正義感がとても強いので、約束や裏切りなどには厳しく反発します。
少々内弁慶気味な所がありますので、ちょっと心をオープンにして前に出ると運気がアップしますよ!
正官と墓の性格
正官と墓の人は、伸び伸びとした温和な人柄ですが、約束事はしっかりと守ります。
協調性が高く、互いに協力し合うことが最善だと考えています。
リーダーのサポート役にはナンバーワンなタイプです。
人の目が届かないところを上手にサポートすることができます。
正官と絶の性格
正官と絶の人はどっしりと構えて落ち着いたスケールの大きい人物になります。
目上の人間は尊重し、目下の人間にはフレンドリーに接します。
道徳に反する行動や、いい加減な行いを嫌います。
とてもバランス能力に恵まれた人なので、中間管理職のような人の間に挟まれるような立ち位置で最も能力を発揮する人です。
その他十二運は下記をごらんください!
胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
正官まとめ
占いの結果を正しく知るためには、結論占い師に鑑定してもらうのが一番です。
記事でご紹介できるのは、占いのほんの一部になります。
私の場合、実際に鑑定するときは四柱推命で全体の五行を見たうえで、旺相死囚休を当てはめて、どの通変星が強いかを判断し、全体のバランスを加味しながら通変星が命式内でどのように動いているかや、時に方位、姓名判断で吉凶を占います。
鑑定方法も、流派によって考え方が大きく異なります。
鑑定者と占い師の相性もとても重要です。
とはいえ、はじめましての鑑定料を占い師さんに鑑定料を支払うのも躊躇しますよね。
私も実際に勉強のために使用したことのある、とてもに良く当たる無料占いサイトをご紹介します。
詳しくは下記をごらんください。
※個人鑑定も受け付けています。