こんにちは、占い師詩織です。
十二運「衰」の性格をご紹介します。
命式の年柱、月柱、日柱、時柱の「衰」が出る場所によって、性格や象意が変わります！
まずは下記をご覧くださいませ。
その他十二運は下記です。
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
--> ※目次は、読みたいところから読んでくださいね！※
衰の性格
衰は何をするにもまず経験を重視する性格です。
全ての事は経験を通して考えてみてからでないと正確には判断できないと考えるので、計画を立てるだけ立てても実行しないといった人に対しては拒否する態度が現れてしまう事も。
その代わり、自分の足を使って調査をするとか、疑問に思った事は徹底的に調べ上げるといった真面目さで物事に取り組む傾向があります。
十二運衰の人は過去に例があり、確実に実証出来る事ならば安心できるようです。
どちらかといえば攻撃よりも守備が強く、自分の信念を曲げようとすることはあまりない保守的なタイプです。
衰は「共存・共栄」を合言葉に、身を守りながら自分の興味を惹きそうな物を探し当てようと行動しているのですが、決められた範囲から出ようとすることはありません。
衰の人は例え誰かに攻撃されたとしても、相手が息切れするまで辛抱強く我慢して耐えて反撃の好機を待ちます。
前例がある事を大事にするので、人間相手でも経験豊富な人物を尊敬し、頼りにする傾向があります。
また、そういった人を探り当てる嗅覚にも優れています。
また経験を重視する一方、未知のものに対する興味が強いといった特徴もあります。
未知のものとは既にそこに有る物でなおかつ自分が知らない物のことで、それを知ろうとする努力をするのが好きなのであって、全く誰も知らない未知の物についてとか未来を予測するといったことは苦手です。
論理的な人です。経験を通してこそ物事を正確に判断できると考え、経験の積み重ねることに重きを置く傾向があります。
技術を磨く職人的な気質があります。
予測したり、創造を膨らますよりも論拠に基づいた行動をするのが吉です！
年柱衰の性格
年柱衰の性格についてご紹介します。
年柱は先祖や家を暗示していますから、先祖代々の家風とか家業といったものに衰が影響します。
年柱に衰があると祖父母や先祖などの影響力はさほどではなく、実家の力を頼らずに自分の実力で生きていくようになります。
そういった環境は性格にも影響を及ぼすので、早くから自立し大人びた様子になります。
誰でもなく自分だけが頼りですから生きる力を身に着ける為に真面目に学びますが、肩に力が入ってしまうのか融通が利かない事が多いようです。
また経験を元に判断するかわりに思い切った行動は苦手になります。
自分の実力でのし上がったという自信から自己流を貫くことも多く、自尊心は大変強いです。
月柱衰の性格
月柱衰の性格についてご紹介します。
月柱は親や年長の親戚など、自分を育ててくれる人物を暗示していますから、出生後に養育や教育で二次的に付加された個性という事になります。
日柱十二運を個性全体の70％とすると、月柱は30％程度の影響を及ぼします。
そして日柱十二運が表す個性に、衰を加えたような性格になります。
また衰が月柱にあるとストレスを受けやすくなるという特性があります。
その際には仕事でも身の回りの事でも一つずつ確実にこなしていくと、安心感を得られるのでストレスは解消されます。
日柱衰の性格
日柱衰の性格についてご紹介します。
日柱十二運は本人が生まれ持っている個性を表します。
したがって衰の性格がそのまま表れます。
衰の性格の項目も参照してくださいね。
衰の人は経験を元に物事を判断し、物事に対しては実直に接する温和で真面目な性格です。
幅広い世代に好かれ、無謀な事には手を出さないので安定した精神状態を保っている事が多いようです。
経験を積む事で成長していくので、年齢を重ねる程に落ち着いて言葉遣いも良く穏やかな性格になっていきます。
ただ未来を予測する事は苦手なので、そんな時には少々戸惑ってしまうかもしれません。
時柱衰の性格
時柱衰の性格についてご紹介します。
時柱の十二運は子供や部下などの目下を暗示していますが、衰が時柱にあると家庭が安定する事が重要になるので実利を得る事に重きを置く性格になります。
家庭は平和で安定する事も多く、良い環境の中で子育てができ、特に心の豊かさに重点を置いた育て方をするようになります。
衰の運気はそんなに強くはないのですが、運気の強弱の振り幅は少なく穏やかな生活を送る可能性が高いので人生の満足度も高くなります。
衰の恋愛運
衰の恋愛運には、衰の人の防衛力の強さが影響し、自分を守ってくれる人、引き上げてくれる有力者、有能で物事を良く知っている人を好きになるという特徴があります。
そのため衰の人が付き合うのは恋愛関係を抜きにしてもそれなりに出来た人である事が多いようです。
考え方は保守的で、経験に基づいた行動を取るので、突飛な事はしません。
協調性を重んじ、社会人として立派であろうと努力するタイプの冠帯とは相性が良く、社会の枠からはみ出さないように二人で上手に暮らしていけるようです。
また伝統や目上の意見を重んじる傾向もありますから、親戚関係も上手く行き、結婚生活は安泰になる可能性が高いです。
ただし警戒心も強いので初対面の第一印象は最悪か、もしくは大人しくてつまらない人物だと思われがちです。
その印象を払拭して、この人の持つ温厚さや家庭的な面を印象付けられれば好印象に転じるでしょう。
年柱衰の恋愛
年柱衰の恋愛についてご紹介します。
年柱は先祖や家を暗示しますが、このタイプは早くから自立せざるを得ない状況になる事が多く、早く結婚して自分達だけの家庭を築く事も多いのです。
祖父母や両親からの援助は難しいのですが同年代や年下からは頼りにされて慕われますから、仲間に応援される形で恋愛から結婚に至る可能性が高くなります。
また先祖運は強くなくても年長者から可愛がられる事は多いので、同世代をまとめる次期リーダーとして夫婦で周囲の人々を牽引していくようになるかもしれません。
個人と個人の関係というよりは、地域を丸ごと巻き込むような恋愛模様になりそうです。
月柱衰の恋愛
月柱衰の恋愛についてご紹介します。
月柱は両親や親戚など自分を育ててくれる人を暗示し、出生してからの生育環境を表しています。
育つ中で身についた後天的な個性がわかるので、恋愛傾向でも日柱の十二運の個性に衰の要素が加わる形になります。
例えば衰が影響すると先の見えない無謀な恋愛はできなくなります。
そして未来志向や破天荒な性格を表す十二運が日柱にあっても、その影響は控えめになります。
また真面目で実直になるので恋愛から結婚までを計画的に進めようとするようになります。
地味でも着実に成果を積み上げて相手の心を掴み、この人が運命の相手と決めたら確実に添い遂げようとします。
ドラマチックな展開は期待できませんが、長く安定した結婚生活を送る様になります。
日柱衰の恋愛
日柱衰の恋愛についてご紹介します。
日柱は自分自身ですから、衰そのものの恋愛になります。
衰の恋愛運の項目も参照してくださいね。
衰を持つ人は経験に基づいた行動を好むので、年齢を重ねる事で着実に理想に近づいていきます。
落ち着いた上品な口調で話すので世代を超えて好かれます。
穏やかな性格は目上からも好まれるので、その方面から結婚相手を紹介されたりお見合いの席を設けてもらったりすることもありそうです。
また子宝に恵まれる事も多く、命式によっては子沢山になる事もあります。
時柱衰の恋愛
時柱衰の恋愛についてご紹介します。
時柱は子供や部下など目下の存在を示しますが、時柱に衰があると家庭でも堅実な生活を送る様になります。
結婚生活は安定し、波乱万丈やドラマチックな展開は無くても平和な家庭を築く事になります。
ゆっくりと、確実に家庭を作り上げていき結婚生活の満足度は高くなります。
どちらかと言えば晩年に近づくにしたがって運気が上がっていきますから夫婦の運気も同様に後半になるほどよくなっていきます。
ただし子供に関しては運気の発達が遅くなる傾向があるので、そのためにかなり長い間、世話をするようになるかもしれません。
衰の適職
衰の適職は伝統的なもの、というのが一つのキーワードになります。
衰の人は歴史や伝統が好きなので、それに関連した業務は適職です。
伝統芸能の保存、老舗の料亭や和菓子屋といった歴史的な価値のある店舗など、歴史や伝統に関する業務は多くのジャンルに存在しますから、他の十二運や通変星との関係も合わせて大まかなジャンルを決め、その中で自分の興味を惹く伝統的な業務を目指すのもいいかもしれません。
もう一つのキーワードは技術です。
技術・技能を発揮できる職業は衰の人の適職です。
現代の技術でもそれなりに歴史の長いものはありますし、オートメーション化が進んでも手作業でないとできない技術もまだまだありますから、そういった部門に興味がありそうならば、職人技を磨くのも良いでしょう。
またそれぞれの分野を合わせた伝統工芸の職人や技術史の編纂なども職業の候補として考えていいのではないでしょうか。
そして、技術や伝統とは離れますが、人当たりが良く温厚なので営業にも向いています。
これらの業務については企業勤めでも良いし、独立しても構いません。
年柱衰の適職
年柱衰の適職についてご紹介します。
年柱は祖先や家を暗示するのですが、ここに衰がくると祖父母や親戚など家系からの援助は期待できないので早くから自立して技能を磨く事になります。
目上から可愛がられる傾向があるので、弟子入りという形で技術を習得する道を選んでも良いでしょう。
あるいは自己流でオリジナルな技術を磨くという方法をとっても良く、粘り強く確実に技術を磨いていきます。
職場では目上から可愛がられ同僚や部下に慕われるので親分的存在になります。
月柱衰の適職
月柱衰の適職についてご紹介します。
月柱は両親や親戚など、自分の養育に関わる存在を暗示していますから、職業適性にも日柱十二運が示す生まれながらの個性に、衰らしい経験に基づく慎重な仕事の進め方の傾向がプラスされます。
基本的な適職は日柱十二運が示すものになり、その職業の中でも特に技術や経験を生かせる分野により向いています。
ポジションとしてはトップよりも補佐が良く、管理職などになるとストレスが溜まりがちになりますから注意しましょう。
日柱衰の適職
日柱衰の適職についてご紹介します。
日柱はその人自身をあらわしているので先天的な個性を表しています。
したがって適職は衰の持つ個性を生かしたものになります。
衰の適職の項目も参照してくださいね。
そして衰が最も適している職業は技術職・伝統や歴史に関係する職業・営業です。
それらのどれでも良いですし、組み合わせたものでもよいでしょう。
地味で不愛想とみられる事もあるので付き合いが浅い人には誤解もされやすく、それがそのまま仕事にも影響することになりますが、次第にこの人の良さが広まるようになると、引き受けた仕事は確実にやり遂げて成果に繋げるという安定した評価を得られるようになります。
反面、全く未知で誰も経験した事のないような事や商品開発などは向いていません。
少々時代遅れになりがちな傾向もあるので、時々は意識して新しい物にも目を向けるようにすると運気が上がります。
時柱衰の適職
時柱衰の適職についてご紹介します。
時柱は子供や部下などを暗示していますが、衰が時柱にあると平和と安定という特徴が現れます。
職場などでは業務によって安定を必要とする場合と革新を求められる場合とがあるので、なるべく安定した変化の少ない業務や分野を選ぶのが良さそうです。
適切な部署に配属されれば地味でも堅実で正確な仕事ぶりを発揮します。
一方、残念ながら部下にはあまり恵まれないかもしれません。
また運気は人生の後半に近づくにしたがって上昇していくので、仕事を始めたばかりの時には思ったような成果を得られないかもしれません。
伝統工芸の職人として最初は芽が出ず、売り上げも評判もさっぱりな状態から次第に職人としての評価が高まる様になり、晩年には努力に見合うだけの評価を得られるかもしれません。
どの分野で活躍するかは日柱十二運の持つ適性によりますが、どの分野であっても技術や伝統に関わる事になる可能性が高くなります。
衰と他の通変星
衰と他の通変星で性格がかわります！
衰と比肩の性格
衰と比肩の人は、行動が積極的になります。
目標は大きく、その実現の為には大きな努力を払う事を厭いません。
周りにどう見られているかを良く考えられる人なので、立ち振る舞いが美しい人が多いです。
記憶力が良い人が多く、他人の事を良く覚えています。
過去のミスなどを責めたりしないように気を付けましょうね。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と劫財の性格
衰と劫財の人は、後ろ向きになりがちで、前例のないものや根拠のない未来志向には懐疑的です。
劫財の行動力にセーブがかかり慎重に行動するようになります。
斬新さは薄れるのですが、手際よく物後を処理し、気前が良く、情操豊かです。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と食神の性格とは
衰と食神の人は、事を起こす機会を慎重に見定めます。
確実に実現する状況を好み、周囲との協調を図ります。
温厚で協調性が高くて、愛らしく他人に好かれやすい雰囲気をまとっています。その代わり攻撃にはとっても弱いです。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と傷官の性格
衰と傷官の人は、才能が抜群で技術力には経験を生かしたアプローチが加わります。
自分が手を着けない仕事には不安を覚えますが、それは自分の持つ技術力に並々ならぬ自信があるからです。
積極性に欠け、守りに入る事が多いので好機を取り逃がす事もあるかもしれません。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と偏財の性格
衰と偏財の人は、商売に関する才能が目立ち、顔が広く、支援者を集める才にも長けます。
有力者とコネを作る事が得意です。
お金をがっぽり稼ぎ、惜しみなく使うという豪快な一面も見せます。面倒見も良いです。実績のある事を優先するので、新規事業の立ち上げにはさほど向いていません。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と正財の性格
衰と正財の人は、堅実性が高く合理的に仕事を進めて稼ぐのが得意です。
正財なので蓄財にも優れています。地味で慎重なので粘り強く仕事に取り組みます。
企業勤めでも独立でも技術を生かせる部門が良いでしょう。
営業にも向いていますが、その際には歴史や実績を重視する事や、頼りがいのある人物として見られる事を意識すると運気が向いてきます。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と偏官の性格
衰と偏官の人は、決断力が早く活発です。
部下の面倒見が大変良く、毎日の積み重ねで実力がつく事を念頭に置いて仕事に取り組む姿勢をとります。
実力者を見定める能力があるので、知らず知らずのうちに、周囲には凄い実力者が揃っているなんてこともあるかもしれませんね。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と正官の性格
衰と正官の人は、慎重な行動を取りつつも、頼りがいのある親分といった様子になります。独立心も旺盛です。
裏切りったり約束を破ったりする事を極端に嫌いますが、義理人情には弱く、そのせいで折角の好機を逃す事もあるかもしれません。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と偏印の性格
衰と偏印の人は、着想力が目立ち、既に有る物を更に改良する企画や技術が得意です。
行動は活発ですが、リスクには手を出さない賢さがあります。
自己主張の激しさは少々影をひそめ、他人と協調して物事に取り組もうとするようになります。
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
衰と印綬の性格
衰と印綬の人は、着想力が目立ち、既に有る物を更に改良する企画や技術が得意です。行動は活発です。技術・技能に優れていていて、仕事をいい加減にやる事ができない完璧主義者です。
ただ手を抜けずに四苦八苦してストレスばかりが溜まってしまうので、注意してくださいね！
その他十二運は下記をごらんください！
| 胎 | 養 | 長生 | 沐浴 | 冠帯 | 建禄 |
| 帝旺 | 衰 | 病 | 死 | 墓 | 絶 |
十二運 衰まとめ
占いの結果を正しく知るためには、結論占い師に鑑定してもらうのが一番です。
記事でご紹介できるのは、占いのほんの一部になります。
私の場合、実際に鑑定するときは四柱推命で全体の五行を見たうえで、干合・支合・三合・方合の五行の変化を加味し、旺相死囚休を当てはめて、どの通変星が強いかを判断し、全体のバランスを加味しながら通変星が命式内でどのように動いているかを判断します。
その他方位、姓名判断、ホロスコープも使い、総合的に吉凶を占います。
鑑定方法も、流派によって考え方が大きく異なります。
鑑定者と占い師の相性もとても重要です。
とはいえ、はじめましての鑑定料を占い師さんに支払うのも躊躇しますよね。
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